「都市との対話」展
 -Dialogue with the City-

出品作家


塩津淳司 / SHIOTSU Junji


■1979年、名古屋生まれ。
多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。
ミラーシートや樹脂など、人工的な素材を用いて錯視的な効果を生み出すインスタレーション空間をつくり出している。記号化された都市風景などを作品に取り込み、観る者と作品、現代社会との関係性に鋭く迫る。


個展
2006年 
「mirage in a pocket」arcuate(東京)
「hamon」ギャラリー山口(東京)
「sublimation」ギャラリイK(東京) 
※「新世代への視点-画廊からの発言-」
2005年 
「mirage」ギャラリイK(東京)
2004年 
「duality」ギャラリイK(東京) 
※「知性の触覚2004 それぞれの他者」
2002年 
「flowering time」ギャラリイK(東京)

グループ展
2006年 
「TAMA VIVANT2006」みなとみらい駅(横浜)、多摩美術大学ギャラリー(東京)
2003年 
「gardens」多摩美術大学ギャラリー(東京)
2002年 
「gardens」多摩美術大学ギャラリー(東京)
2001年 
「トーキン・ザ・モーキンJ展」多摩美術大学ギャラリー(東京)



《mirage》2005年

素材:ポリカーボネート中空パネル、油性ペイント、ミラーシート、粘着シート

サイズ:
H2670×W5600×D5660mm(全体) 
H2670×W3640×D3640mm(中央)
ギャラリイK(東京)での展示


際限なく上を目指し伸びて行く資本主義の象徴ともいえる高層ビル群に囲まれた時、人は恐怖に近い感情や、不安感を抱く。情報社会を象徴するシュレッダーで切断されたテープを使ってビルの輪郭を描く事によりそんな都市のイメージを表現した。

4色の光のノイズをイメージしたパネルを通して見ると、そこにあったはずのビルの形は解体され、やわらかく降り注ぐ光の雨のようなものに変換される。どんな世界にも存在している光というものにまで還元させて見せる事により、普段生活している物質世界の見えようを変換させたい。






《sublimation》2006年

素材:真鍮、ミラーシート、グルー、シリカゲル
サイズ:H2680×W5300×D5130mm
ギャラリイK(東京)での展示


宇宙の始まりであるビッグバンのイメージであり、この世の聖も俗も全てが同時に発生したような瞬間を表現した。

人が歩く度に形を変える床に敷き詰められた無色透明の球(点)に対して、壁面にはそれを核とした4色の光(点と線)が発生したようなイメージ。

視点の定まらない壁面と不安定な足場により、視覚と三半規管で知覚している自分の肉体的存在は解体され、鏡に映し出される姿は光にまで還元された世界の一部である。そこから再び新しい感覚を作り直してもらいたい。


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